Space of KAMITAMA

2017年
LED ライト、木製パネル、防水シート、モニター他

本作品は、徳島県名西群神山町在住の方々の協力によって進められたNomadic Stars Project*をもとに制作されました。

昭和4年に建てられた劇場内の天井には巨大な神山町の形をしたパネルが設置され、吊るされたLED ライトは実際に人々が所有する星の数と位置を示しています。また会場周辺地域の呼び名である「寄井(よりい)」は、かつて井戸に人々が寄り集まり、その土地に移り住むようになったことが名前の由来と伝えられていることから、現在も残る井戸の一つから劇場内約90㎡のスペースに水を張り、水面に映る光の反射を作品に取り込みました。人々の営みを支えた神山の水と、水面に輝く星々が地上と宙をつないでいきます。

*Nomadic Stars Project は、アーティストの渡辺望(わたなべ・のぞみ)が欧州全体をとりまく難民・移民問題や、特定の場所にとらわれずに生活や仕事をするライフスタイルなど、今日の世界情勢や多様に変化する生き方への高い関心を受けて開催された「NOMADS」展(2017 年、チェコ共和国)の参加をきっかけにスタートしたプロジェクト作品。星を頼りに移動する遊牧民から着想を得たこのプロジェクトを通して、人々は「自分の星」を所有し、それらが保管される場所を地図上に印し、地上に星空のパターンを描いていく。


Nomadic Stars Project 公式ホームページ
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神山の宙(個展)
(神山アーティスト・イン・レジデンス成果発表展)
劇場寄井座(徳島, 日本)
2017 年10月29日 – 11 月5日
主催: 神山アーティスト・イン・レジデンス実行委員会
協賛:特定非営利活動法人グリーンバレー
助成:神山町、文化立県とくしま推進会議 他
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