times

2008年
インスタレーション
(グロスポリマー、落ち葉)

雨は地球上で水が循環する過程で起こる降水現象の一つです。自然の摂理にしたがって降る雨は、動植物の命の水の供給源であり、人の心に潤いを与えるかけがえのない賜物です。しかし、その一方では時に生命を危機的状況においやる要因にもなり得ます。
本作品は、部屋の中央に濡れた落ち葉が点在する四角い空間を設置し、背後の窓を一カ所開け、日の光を浴び風にそよぐ実際の木々の葉を見せるようインスタレーションしたものです。
二つの時空間を切り取り対比させることにより、一つの事柄から派生する無数の個の在り方について考察しました。


多摩美術大学(東京)
2008 年11月1日 - 3日

times/01
times/02
times/03